水晶山の鉱物に戻る
写真の中央付近にはピンク色板状で、強い光沢を呈する鉱物が見える。分析の結果、エシキン石であることが分かった。成分中にチタン(Ti)が見られるように、板状のチタン鉄鉱と接して産する。水晶山では3つの産状を確認しており、この標本はその1つで、母岩は黒雲母・長石・石英を主とし、方解石が副成分として含まれる。〜1cm程度の狭い範囲であるが、密に産することが多い。 分析途中で正確な成分分析に至っていなため、化学組成には、仮にAeschynite-(Y)のものを載せている。