以前採集してあった、長石に風化して白色化した鉄雲母が付く大きめの標本を細かく砕いて、観察することにした。
この標本の主体を成す長石は、深緑色を呈し、放射線によるヤケが見られないことから、フェルグソン石やイットリア石等の放射性鉱物が見つかることは望めそうにない。長石部分の殆どは、庭にあるズリ行きになりそうだ。
ねらい目となるのは、２枚目の写真の鉄雲母が塊状になっている部分で、一部に白い方解石を伴っている。このような塊状の鉄雲母には、希産鉱物が隠れていることがあり、それを探しだそうというわけである。