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「板チタン石その2」と同一母岩から産出した板チタン石である。板チタン石には、写真にみられるような砂時計状の模様が特徴的に見られるようであり、この模様を確認できたことで、「板チタン石」との同定に確信が持てた。 同一母岩の他の晶洞からは、板チタン石と併せて同じ化学組成の鋭錘石も共存していることも確認できた。文献にも記載があるが、まったく同じ化学組成の両者が同一の晶洞から産出することは大変不思議に感じられる。 小さな晶洞内のどのようなバランスが作用したのか、関心があるところである。