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つるし雲その9

2011.03.19

 震災から1週間。休日に、残った部屋の掃除をしていたところ、つるし雲が空に浮かんでいた。
 震災、大津波、原発事故がこの地を襲っても、季節は着実に春に向かって進んでいる。つるし雲は、福島に春の訪れを告げる空からの使者である。西高東低の冬型の気圧配置の条件下では、この雲は現れない。移動性の高気圧にゆったりおおわれ、しかも天気は下り坂、そして風が強くなるような場合に見ることができる。
 久しぶりに、見栄えのするつるし雲である。