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鉄カンラン石全体

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 Fayalite  化学組成 FeSiO 

 見つかるようで見つからない。無いかと思えば、結構ある。そんな鉄カンラン石です。
 持ち上げると鉄を主成分とするためか、かなり重い感じがする。
 ペグマタイト産の鉱物は、石英や長石など比較的軽い鉱物が多いことから、この重さが目立ってしまうのかもしれない。 
 比重 石英 2.7  長石 2.5〜2.6  白雲母 2.8〜2.9 黒雲母 2.7〜3.4 鉄カンラン石 4.3〜4.4
 この数字を見ると、はっきり分かる。
 色は緑褐色で、全体的には黒く見えるが、薄くはがれた部分を見ると濃い緑の褐色をしている。
 表面の風化した部分は、画像にあるように茶色に酸化している。