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フェルグソン石といえば、牙状の結晶が鉄雲母から直立して林立している姿が思い浮かぶが、この標本のように斜めに伸びた結晶も少なくない。中には、雲母に対してほとんど角度がなく、横倒しになったように見えるフェルグソン石もある。 この標本は、大変保存状態が良く、鉄雲母も風化していないことから、漆黒の大地に斜めに傾いた塔が立っているように見え、想像力をかき立てられる。