ダイヤモンドリング
撮影日:1999.08.11 撮影場所:トルコ・シバス大学
500mm望遠鏡使用 フィルム:ISO100 赤道儀によるガイド撮影
0次回折像
1次回折像
フラッシュスペクトル(太陽)
撮影日:1999.08.11 撮影場所:トルコ・シバス大学 500mm望遠鏡使用
フィルム:ISO100 赤道儀によるガイド撮影 分光器:回折格子(75本/1mm)
太陽のスペクトルは、絶対温度で約6000Kの黒体放射に近い。その中には、フラウンホーファー線と呼ばれる多数の暗線(吸収線)が見られる。これはより高温の恒星内部から放射される連続スペクトルが、低温の彩層を通過する際、彩層を構成する物質が特定の波長で光を吸収するために生じる。
皆既日食は、太陽を月が完全に覆い隠す現象であるが、皆既食の直前と直後、一瞬であるが彩層のみが顔を出す。このとき、彩層が放射する輝線スペクトルが観測される。これをフラッシュスペクトルと呼んでいる。
この写真は1999年8月の皆既日食の際に撮影したスラッシュスペクトルである。
分光系として回折格子を使用したため、0次の回折像と1次の回折像が同一画面に見ることができる。