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水晶山のヒンガン石はイットリウム褐簾石(allanite-(Y))や鉄礬柘榴石を主とする特殊な母岩中に見られる。この母岩には時に小さな空隙があり、そこには褐簾石や柘榴石が自形結晶をしている。 希なことではあるが、その空隙の中が一面ヒンガン石で覆われていることがある。極小さなヒンガン石ばかりで色も目立たず透明で、塩をふりかけたかのようである。