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 Ilmenorutile イルメノルチル(手代木石) 
須賀川市狸平 宇津峰鉱山産 

 イルメノルチルはルチル(TiO)に多量のNb、Taが固溶した変種。日本では、福島県郡山市田村町手代木で初めて見つかり、櫻井欽一博士により手代木石と仮称された。後にイルメノルチルであることがわかり、手代木石は国際的な名称ではなくなってしまった。
 この標本は宇津峰鉱山産で、電気石やザクロ石などと共に産し,黒色で不透明、亜金属光沢がある。