つい最近、岩代石を含む可能性がある岩を割り、見出した岩代石である。
板状の結晶であることから、結晶の大きさと厚み、そして風化の程度、割れや欠けなどの点が、岩代石の品質を判定するポイントなのだが、この標本は、かなり高品質のもので、当HPで紹介している岩代石の中でもトップクラスである。
残念なのは、割り出す時に、必要以上に小さく割れてしまい、この岩代石がのる母岩は1cm程度になってしまったこと。岩代石自体が大きいのは良いのだが、標本箱に入れると、スペースが広く空いており、その小ささが目立ってしまう。自分としては、母岩全体の大きさが4、5cmは欲しいのだが。
なお、接している鉱物は、鉄雲母と石英である。