写真2
子器の盤は特徴的なオレンジ色。
写真3 呈色反応 地衣体K+紫紅色。
低地〜低山地帯(頻度:★★★★ )
山地の樹皮上や岩上に着生する固着地衣。
地衣体は黄色〜橙黄色で粉芽も裂芽もなく、縁部は青く縁取られることがある。
子器は径1.5mmに達し、円盤状。縁部は薄く、全縁、成熟するに従って縁部は消滅する。
盤は特徴的なオレンジ色である。
呈色反応 地衣体K+紫紅色。
大気汚染に比較的強く、都市部でも観察される。属名のCaloplacaは、特徴的な色彩と形にちなんでおり、「美しい(kalos)」と「平たいもの、板状のもの(plax)」というギリシャ語に由来する。
同定:オレンジ色の子器は野外でも目立ち、同定の参考になる。さらに、地衣体K+紫紅色の呈色反応が手がかりとなる。
写真1 全体像
(2002.02.23 福島県石川郡古殿町大風川渓谷)
Caloplaca Flavorubescens(Huds)J.R.Laundon
ダイダイゴケ (coll.T.Kobayashi det.T.Kobayashi)