写真3
パスチュール(左)、P+橙赤色。 
   
写真2 小裂片の多い地衣体中央部。
低地〜低山地帯(頻度:★★★  )
 樹皮上に着生する数cm大の中型の葉状地衣でチョロギウメノキゴケに似る。
 地衣体は背面灰緑色〜淡褐灰色〜暗灰色。裂片は基物に平らにつき、幅は2〜5mm、地衣体中央部は小裂片がある。シリアは短く目立たない。
 地衣体背面にパスチュールを持つことが特徴。
 偽根は単一で分岐しない。
 髄層にチョロギ細胞を持つ。
 髄は白色、P+深黄色

 同定:地衣体中央部の小裂片など、全体の様子や、P+深黄色が同定の手がかりで、パスチュールを持つことで同定できる。チョロギ細胞は背面から確認できず、手がかりとならない。

写真1 全体像(福島県いわき市入遠野中学校)

 Parmelia hayachinensis Kurok.
 →Myelochroa hayachinensis
 ハヤチネウメノキゴケ (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)