写真2 擬子柄と子器がマッチ棒の先のようになり、地衣体から立ち上がっている。
山地(頻度:★★★  )
 非石灰質の岩上に着生する固着地衣で、地衣体は暗灰緑色〜灰白色。
 地衣体から立ち上がる擬子柄の先に黒色の子器が付き、マッチ棒の先のようになる。
 擬子柄は中実で、子器を含め長さが2mm〜4mmほどになる。粉芽や裂芽は無い。

 特徴的な擬子柄と子器を持つことから、同定は比較的簡単に出来る。
 

写真1 全体像(2000.12.9 福島県猪苗代町沼尻)

 カムリゴケ Pilophoron hallii
 (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)