写真2 被子器は地衣体に埋没し、孔口は点状・濃い褐色で、ごまをまぶしたように見える。
低地〜低山地帯(頻度:★    )
 渓流沿いの岩上に着生する葉状地衣。
 このカワイワタケは、水面上2mほどの、増水時でも水につからない変成岩上に着生していた。地衣体背面は淡い茶灰色で粉芽・裂芽は無い。被子器は地衣体に埋没し、孔口は点状・濃い褐色で、ごまをまぶしたように見える。
 腹面は茶色で偽根など無く平滑、臍状体で基物に着生する。

写真1 全体像 (2001.03.21 福島県石川郡古殿町大風川渓谷)

 カワイワタケ Dermatocarpon miniatum
  (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)