写真4 呈色反応 腹面黄色色素 K+紫紅色。

写真3 腹面の黒色偽根と黄色の色素。

写真2 粉芽と偽根
低地〜低山地帯(頻度:★★★  )
 岩上や樹皮上に着生する小型の葉状地衣。
 地衣体は灰白色で裂片の先端に粉芽が発達する。
 地衣体の縁部は青く色が変わることがある。
 腹面には皮層が無く、黄色の色素(K+紫紅色)がある。偽根は黒色。
 同定:ゲジゲジゴケ特有の狭い裂片と腹面の黄色色素が参考となる。腹面に黄色色素を持つキウラゲジゲジゴケモドキとは黄色の色素(K+黄色)であることで区別できる。  

写真1 全体像 (2000.11.19 福島県いわき市川前)

 Anaptychia obscurata(Nyl.)Vain.
  →Heterodermia obscurata

 キウラゲジゲジゴケ  (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)