写真２
広く丸い裂片と、地衣体中央部に発達するパスチュール。
低地〜低山地帯（頻度：★★★ ）
樹皮や岩上に着生する小型の葉状地衣で、大きさは数ｃｍ程度。
地衣体背面は類白色〜灰白色〜灰緑色で裂片は広くゴンゲンゴケのように細長くならない。背面には地衣体中央部付近にパスチュールを付け、後に粉芽化する。
腹面は黒色で、裂片周縁部は褐色。
偽根は単一。短いシリアを付ける。
髄は白色、Ｋ−、Ｃ＋紅色、Ｐ−。
同定：小型の地衣で地衣体中央部付近にパスチュールを付けること。ウメノキゴケのような広く丸い裂片を持つことなどから同定できる。偽根が単一であることも同定の手がかりとなる。
写真１ 全体像（2005.09.17 福島県いわき市入遠野中学校） Parmelia spumosa Asah.
→Parmelinopsis spumosa
コナヒメウメノキゴケ （coll．Ｔ．Ｋｏｂａｙａｓｈｉ det．Ｔ．Ｋｏｂａｙａｓｈｉ）
