写真2 球形の子器と紫灰色の頭状体
低山地帯〜山地(頻度:★★★  )
 屋久島では、山地の岩上に多数着生している。
 擬子柄は直立し、長さは3cmから7cmと長く伸びる。皮層を欠き、基部ではほとんど分岐せず、先端付近で多少分岐する。棘枝は円柱状からサンゴ状で、擬子柄にほぼ均等に付き、多くの場合先端に白色の粉芽をつける。
 擬子柄の下部には、紫灰色の頭状体(緑藻を共生藻とする地位体が持つ、藍藻が入ってできた顆粒状のもの)を付ける。
 子器は擬子柄の先端に付き、きれいな球形をしている。

写真1 全体像 (200312.31 .鹿児島県屋久島)

 オオキゴケ Stereocaulon sorediiferum
  (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi