写真3  裂片は内側に巻き込んで円筒状になり、斜上する。
写真2 子器は裂片の先端に付く。 
低地〜低山地帯(頻度:★★   )
 樹皮上や岩上に着生する小型の葉状地衣。
 地衣体は、ロゼット状で先端は斜上し、時に直立する。腹面は白色で皮層は無い。髄層P−または+淡黄色、髄層K−。
 子器は斜上した裂片の先端部に生じ、ラッパ状の外観になる。
 同定:ラッパ状の外観を示す地衣体と髄層の呈色反応が手がかり。似たゲジゲジゴケにラッパゲジゲジゴケモドキ(髄層P+濃黄色)、ムニンラッパゲジゲジゴケ(K+黄色のち赤色で区別)がある。

写真1 全体像 (2002.04.13 福島県石川郡古殿町大風川渓谷)

Anaptychia hypochraea Vain.
 →Heterodermia hypochraea

ラッパゲジゲジゴケ  (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)