写真3 多くの個体が集まり大きな群落をつくる。
      (2000.11.18 福島県いわき市三和町)
 

写真2
(2000.11.24 宮城県白石市七ヶ宿町)         全体像と腹面(白色)
低地〜低山地帯(頻度:★★★★★)
 樹皮上や岩上に着生する、黄色から黄緑色の小型の葉状地衣。
 径1cm〜2cmの小型で、一見すると固着地衣のようであるが、よく見ると裂片を確認でき、葉状地衣であることがわかる。また、多くの個体が集まり大きな群落をつくることがある。
 腹面は白色で白い偽根を持つ。
 髄層は白色でK−、C−。
 同定:野外では鮮やかな黄色が目に付き、見つけやすく、かつ同定もしやすい。外見が似るオオロウソクゴケ属Xanthoriaは、地衣体反応がK+紫色であり、区別できる。
 北欧では地衣体の黄色の色素を用いて、ロウソクを染色したことが和名の由来になっている。

写真1 全体像 (2000.11.05 福島県田村郡船引町)

 Candelaria concolor (Dicks.) Stein
 ローソクゴケ (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)