写真3
 地衣体の中央部を中心に微少な裂芽が発達。腹面は淡灰白色。
写真2 顕著な偽盃点
低地〜低山地帯(頻度:★★★  )
 樹皮や岩上に着生する中型の葉状地衣で大きさは、数cm〜10cm程度。
 背面は灰白色で、裂片に微少な擬盃点がある。また、地衣体中央部には裂芽が密生する。
 腹面は淡灰白色で、単一の偽根。
 髄は白色、K−,C+紅色,P−。
 同定:地衣体背面の白色偽盃点の存在と、地衣体中央部に密生する裂芽が特徴的。トコブシゴケに似るが、ハクテンゴケは腹面が白色〜褐色であり、C+紅色である点で区別できる。
 トコブシゴケは、裂片の幅が広く腹面は黒色である。
 

写真1
 全体像(2000.11.30 福島県田村郡船引町)

 Parmelia rudecta Ach.
 →Punctelia rudecta

 トゲハクテンゴケ  (coll.T.Kobayashi  det.H.Harada)