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褐簾石-(Y)と鉄礬石榴石を主とする母岩から得られた透明〜白色、板状結晶を分析したところ、ロッカ石であることが明かとなった。結晶は菱形の板状で、一つの結晶でも中央付近は白濁し、周縁部は透明になっているものもある。 母岩の中の小さな晶洞の中に結晶しており、つい最近(2010年)まで一つしか標本が得られていなかった程に希な産状である。標本が少ないこともあり、分析が進んでいなかったのだが、2011年になり、良質な標本が得られ、分析したところ、このような結果が得られた。