冬の代表的低温・高温度星のスペクトル
左から ベテルギウス(αOri) スペクトル型 M2
アルデバラン(αTau)
K5
シリウス(αCMa)
A1
リゲル(βOri) B8
レンズ:200mm フィルム:エクター1000 分光器:対物プリズム 赤道儀にてガイド
ガイドと日周運動を利用し、恒星の光度に合わせてトレーリング
冬に見られる代表的な恒星のスペクトルをまとめたものである。左の2つは赤っぽい色をした恒星で、スペクトルの短波長側、つまり青い光をあまり出していないことがわかる。
物体の温度が低い場合は赤い光を放射し、高温になるにつれて青い光を強く放射するようになる。
右の2つは白〜青白い恒星として観察される。吸収線の数が少ないが、これは他の元素が全くないことを示しているのではない。吸収線の現れ方は、主に表面温度で決まるため、様々な元素を含んでいるが現れないだけである。また、スペクトルの吸収線の現れ方からその星の表面温度を知ることができる。