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イットリア石の母岩

イットリア石の写真

Yttrialite  イットリア石  化学組成  (Y,Th)Si

 イットリア石は、黒雲母にはさまれる長石に、阿武隈石などと共に産する。
 直径2cm位の大きさで、新鮮な部分は濃い緑色・ガラス状光沢を持つ。
 イットリア石を囲む風化部は橙黄色ロウ状、弱風化部は赤褐色樹脂状光沢を呈し、阿武隈石との区別がしにくくなる。
 イットリウムとトリウムを主成分とする希元素鉱物で、トリウムを含んでいるため強い放射能があります。
 この標本には、白色のテンゲル石も見ることができます。