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Amethyst(Quartz)  化学組成 SiO

 泡の入った「負晶」が一面に見られる標本。長く引き延ばされたような負晶やアメーバ状に見える負晶が見られるが、ほとんどに泡が入っている。負晶にはもちろん、泡だけではなく水も入っていることになる。
 一般に負晶が単独でできる場合、整った形になることが多いが、このように多数できる場合、負晶は様々な形を取ることが多い。雨塚山の紫水晶には、かなりの確率でこのような負晶が入っている。ただし、あまりに小さいため見逃しているだけ。双眼実体顕微鏡が威力を発揮してくれる。