方 孔 石
宮城県といえば、アンモナイトを採集するために松島まで行ったことがあったのだが、牡鹿半島まで足を伸ばすことがなかった。そのころは、単に孔のあいた石という認識しかなかったからである。その後、いわきで玄能石に出会い、認識を新たにしたのだが、方孔石産地を訪れたのは、ごく最近のことになってしまった。
この方孔石はノジュール型であり、3cm程の大きさ。片方の孔は菱形の玄能石の典型的な形をしているが、もう片方はかなり複雑で、内部で枝分かれし、中心の大きな孔とそれを取り巻く4つ小さな孔の計5つの孔が見られるのである。
玄能石で、これほど複雑な形は見たことが無く、興味深い。
女川高等学校科学部 方孔石のHP http://onagaw-h.myswan.ne.jp/hokouseki/hokouseki.html