写真4
 地衣体の腹面
 写真2 丸みを帯びた裂片と擬盃点

写真3 円形のソラリア
低地〜低山地帯(頻度:★★★★ )
 樹皮に着生する葉状地衣類。
 地衣体はウメノキゴケに似て背面灰白色で、裂片は丸みがある。背面には多数の擬盃点と円形のソラリア(粉芽が一定の形を持ったもの)が散らばる。
 腹面中央部は暗褐色〜褐色で、周辺部は淡い褐色。
 髄は白色で、K−、C+紅色、P−。
大気汚染に敏感であることから、他のウメノキゴケ属地衣類と共に大気汚染の指標になる。
 同定:擬盃点を持つことで、トコシブゴケと間違いやすいが、
ハクテンゴケの仲間の背面が白色〜褐色なのに対し、トコシブゴケの腹面は黒色である点において区別できる。
 
  

写真1 全体像(2000.11.24 宮城県刈田郡七ケ宿町)

 Parmelia borreri (Sm.) Turn.
 →Punctelia
borreri
 ハクテンゴケ (coll.T.Kobayashi  det.T.Kobayashi)