写真3 地衣体中心部に粉芽が発達。
写真4 腹面は黒色で、裂片の端では褐色になる。
写真2 粉芽とシワ
低地〜低山地帯(頻度:★★★★★)
樹皮上や岩上に着生する葉状地衣。
地衣体の背面は黄緑色で、野外では大変目立つ。
裂芽は全く見られないが、主に地衣体中心部に粉芽が発達している。
裂片の先端は丸味をおび、背面にはシワがある。
ウメノキゴケと同様に、腹面は黒色であるが、周辺部は褐色になり、偽根を欠く。
髄層K−、KC−、P+橙黄色。
大気汚染に敏感であることから、他のウメノキゴケ属地衣類と共に大気汚染の指標になる。
同定:低地で黄色の地衣類は、ほとんどキウメノキゴケたと思って良い。さらに、地衣体背面のシワと粉芽で同定できる。
写真1 全体像(2000.11.05 福島県田村市船引町)
Parmelia caperata Ach.
→Flavoparmelia caperata
キウメノキゴケ (coll.T.Kobayashi det.T.Kobayashi)